2012年04月27日

日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回

 静岡駅ビルにあるSBS学苑パルシェにて日本酒の極め方講座を開講。

 今回のテーマは「静岡県の特産品と静岡酒」。

 今回選んだ静岡県の特産品はお刺身。

 「マグロの赤身、カツオの雄節、桜海老」とどれもA級グルメ。
日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回
 ご覧になって、マグロとカツオの違いがわかりますか?

 マグロは本マグロでカツオは上りカツオのどちらも太平洋産。
 わっかりにくいですよね。
 しかし、受講者さんにはわかりやすいように配慮してあります。
 桜海老はもちろん駿河湾産であります。

 お一人様の量はこちらのおよそ1.3倍。
日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回

 相対しましてのお酒は何にしようかなと考えた結果。
 やはり静岡特産米である誉富士を使ったお酒。
日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回
 本醸造と純米酒のあわせて6本です。
 写真の左から東の蔵元になっております。

 ・白隠正宗 特別純米 誉富士
 ・高砂 純米生原酒 誉富士
 ・君盃 特別本醸造 めぐりあい 誉富士
 ・杉錦 純米酒 菩提元の介 誉富士
 ・小夜衣 地酒工房 特別純米 誉富士
 ・出世城 特別本醸造 誉富士

 これじゃあ大判ぶるいみたいでしょ。

 なんとその前にきき酒をしました。
 そのときに300mlが6本使いました。

 教材費は1,680円ですから、受講者さんにはうれしい内容。
 私には窮屈な・・・でありますよ。

 でもお酒とお料理の相性研究にかける意気込みは、自分自身相当強いですから、
少々のことだったら平気。

 みなさんにきき酒から相性研究をしてもらいました。
日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回 日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回

 その結果は次の表。
日本酒の極め方「静岡県の特産品と静岡酒」第67回

 もちろん日本酒ですから、お刺身にあわないことはない。
 ただ、純米酒の場合は精米歩合が70%を切ってくる方があわせやすいのではないか。
 表からはそんなことも考えていいと思います。

 それから私の日本酒講座には過去に誉富士のお酒は何回も使ってきました。
 受講者さんそれぞれに、各お酒に対して思い入れがあります。
 表の数字だけでは簡単に読めないことがたくさんあるわけです。

 今回は単純に数値化して相性診断してみますと、
マグロに一番あったのは「小夜衣の地酒工房 特別純米」、
カツオに一番あったのは「君盃のめぐりあい 特別本醸造」と「小夜衣の地酒工房 特別純米」、
桜海老に一番あったのは「高砂の生原酒 特別純米」でありました。

 今回の水揚げ地の代表は、マグロは清水港、カツオは焼津港、桜海老は由比港であります。
 水揚げ地の蔵元とこれらのお刺身との相性はどうか?
 一般的にはそうお考えになってもおかしくありません。
 結び付けたいとか、結びつくなどと思っている方も多いことも事実。

 誉富士の次は水揚げ地のお酒とどうかをやってみたいと思います。
 ただし、今回のような優しいやり方ではありませんが。



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